ところで、『カサブランカ』の中でリックがイルザに何度か言う「Here's looking at you, kid.」、日本語字幕で「君の瞳に乾杯!」という台詞がアメリカでも名台詞ということになっているようで、とても有名ですが、私にはいまだにこの語感は理解できません。
果たしてこの台詞がかっこいいのか、キザなのか、渋いのか、何度聞いても、文字で読み返しても、さっぱりわからないのです。想像でいえば、飲むときの「Here's to you!」が「君に(乾杯)!」ですから、それをもっともっと親密な感じにした言葉、ということなんでしょうか。
日本語字幕が正しく語感を伝えてくれていると信じればよいだけで、それで存分に映画を堪能できますから別に問題ないんですが、英語独特の英語らしい英語というのは、翻訳が難しいものなんですね。